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NEW2022.10.06

「省エネ住宅」で快適と安心を買おう

省エネ住宅ZEH

最近、脱炭素なライフスタイルに興味を持ち始めた麗子(レイコ)さん。家を新築したママ友の家に呼ばれて行ったら、省エネ住宅の「ZEH(ゼッチ)」にしたのだと教えてもらいました。光熱費が削減できたり、家の中の温度差がなくなって過ごしやすくなったりするだけでなく、太陽光発電を使って環境にも優しいと聞いて興味を持ったようです。「ZEH」という言葉をよく耳にしますが、実際どんな住まいなのでしょうか。麗子さんは住宅生産団体連合会のご担当者(以下、住団連 担当)に、話を聞いてみることにしました。

麗子(レイコ)
麗子

45歳、地方都市近郊に住み、企画会社でライターの仕事をしている。夫と子ども2人の4人暮らし。家計に関する改善・アクションを日々考える倹約家だが、倹約一辺倒ではなく、生活を楽しみ、必要と思ったことには、賢く考え消費する。気候変動のニュースや「ゼロカーボーンアクション30」を目にして、身近なところで自分にできることはないか探し中。

省エネ住宅を知る上で欠かせないワード「ZEH」

麗子 「ZEH」とはどういったものですか?

住団連 担当 「ZEH(ゼッチ)」とは、「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、高断熱・省エネ・創エネによって、太陽光発電などで創るエネルギーを収入、冷暖房や照明のような家で使うエネルギーを支出と見立てて、年間エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した住宅のことです。戸建住宅だけでなく、マンションやアパートなどの集合住宅のタイプもあります。

住宅のエネルギー収支をゼロにするZEH(※)

住宅のエネルギー収支をゼロにするZEH(※)

麗子 高断熱、省エネ、創エネのために住宅の設備を整えるにはそれなりに費用がかかると思うのですが、「ZEH」にはどんなメリットがありますか?

住団連 担当 メリットの1つ目は、光熱費の削減です。例えば東京の住宅で年間約28万円だった光熱費が、ZEH基準相当の住宅では約16万円となり、その差は約12万円というシミュレーション結果があります。

これまでの住宅とZEH基準相当の住宅の年間光熱費比較例(※)

これまでの住宅とZEH基準相当の住宅の年間光熱費比較例(※)

麗子 年間でそんなに光熱費が変わるのですか!驚きです。ほかにもメリットはありますか?

住団連 担当 メリットの2つ目は、室内の快適性です。断熱・気密性能を高めることで、足元だけ寒い、エアコンをつけても寒い場所や暑い場所があるなどの、室温のムラが少なくなるので心地よく過ごせます。

麗子 冬は廊下や窓の近くで寒く感じますが、そういったことがなくなるのでしょうか?

住団連 担当 そうですね。断熱性能を高めて室内の温度差をなくすことは、健康を守ることにもつながります。これが3つ目のメリットです。

高断熱な住宅が普及している地域は、冬の死亡増加率が低い傾向にあるというデータがあります。

一方、断熱性能の低い家で、高齢者が暖房の効いた部屋から寒い脱衣場や浴室へ行ったときなどの急激な温度変化は、血圧が上昇・下降し心臓や脳に大きな負担をかける「ヒートショック」を起こし、大きな事故につながる可能性があります(※)。

また断熱性能が低いと結露が発生しやすく、カビやダニの温床になりやすいのです。

このようなことからも、断熱性能はとても重要です。

麗子 たくさんメリットがあるんですね。興味が湧いてきました。ZEHはハードルが高いと思っていましたが、私のような世代こそ、考えた方が良いものなんですね。検討したいと思うのですが、補助金なども利用できるのですか?

住団連 担当 補助金制度や優遇税制がありますので、ぜひチェックしてください。

環境共創イニシアチブ ZEH支援事業 公募情報(外部サイトへリンク)

国土交通省 住宅ローン減税(外部サイトへリンク)

引用元

(※)住宅生産団体連合会『快適・安心なすまい なるほど省エネ住宅』(外部サイトへリンク)

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