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キッチンをリフォームをしたらシックハウス症候群の症状が出るようになった。

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ご相談内容

相談年月:2012年6月

築40年中古マンションを購入し、給排水管の取り替え及びキッチン、浴室、トイレ、洗面所など水回りのリフォームを200万円で行いました。昨年11月から工事が始まり、その間はホテル住まいをしていました。年末完成予定でしたが、不具合箇所の補修が多く、1ヶ月遅れて引渡しを受けました。リフォーム工事の直後から、キッチンの前に立つと目眩がして、目がはれぼったくなり、鼻血が出るようになりました。換気をしていますが効果がなく、キッチンキャビネットを開けられずにいます。中に入れた物を処分し、現在キャビネットは閉めたままです。
リフォーム業者とは不具合で揉めたので、この件についてはまだ何も言っていません。キッチンメーカーに申し入れ、キャビネットの取り替えを請求しましたが、「すべての製品が同様の合板を使用しているので取り替えられない、換気をよくしてほしい」と言うだけです。
今後どのようにすればよいのでしょうか。

回答

キッチンの前に立つと体調が悪くなることから、キッチンキャビネット等からその原因となる化学物質が放散されている恐れがあります。リフォーム業者と相談して、原因となっている化学物質の発散場所、その種類及び濃度調査して、必要な対策を工事する必要があります。
そのためには、厚生労働省で指針値を定めている13種の化学物質のうち、体調不良の原因と考えられる物質の室内濃度を測定し、それらの種類や発散場所の特定をすることも検討する必要があります。測定等は、リフォーム業者に調査を依頼する方法や、専門の調査機関に依頼する方法が考えられますが、いずれにしても、調査の内容や費用の負担等についてあらかじめ確認をした上で実施する必要があります。
これらの調査により、体調不良の原因となっている化学物質の室内濃度が厚生労働省の指針値を超えていること、その対策を講じなかったことがリフォーム業者に求められる注意義務違反にあたること等が明らかになれば、リフォーム業者の責任を追及し、必要な対策を求めるための判断材料となります。
調査の結果をもとに、リフォーム業者と交渉をしても、誠意ある対応を得られない場合には、弁護士と建築士によるによる専門家相談を受けることができます。
リフォーム業者との交渉には時間が必要になりますので、体調不良などの健康被害があるのであれば、取り急ぎ、シックハウスの専門医に診断書の作成を依頼し、仮住まい等に早めに転居することも検討する必要があります。

相談ID:570

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