2年ぶりに開催される「Rakuten Optimism 2021」を見逃せない理由

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写真は2019年開催時のもの。

2020年はコロナ禍の影響を受け中止となった「Rakuten Optimism」が、完全オンライン開催となって帰ってくる。

「Rakuten Optimism」は、言わずと知れた楽天グループ史上最大規模のイベント。前回の2019年は、パシフィコ横浜で体験型ブースも取り入れて実施し約8万人を動員したが、今回は参加無料の完全オンラインに転換を図り、「Rakuten Optimism 2021」として2021年10月12日(火)-13日(水)の2日間にわたって開催される。

同イベントの見どころや狙いについて、楽天グループ株式会社 常務執行役員 CMO(チーフマーケティングオフィサー)の河野奈保氏に伺った。

より多様なテーマ、より豪華なセッションで熱量の高いオンラインイベントへ

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河野奈保(こうの・なほ)氏/SBI証券を経て2003年に楽天(現・楽天グループ株式会社)へ入社。楽天市場事業にて要職を歴任し、執行役員、上級執行役員を経て、2017年当時楽天史上最年少かつ初の女性常務執行役員に就任。現在は楽天グループ株式会社ならびに楽天モバイル株式会社の常務執行役員 兼CMO(チーフマーケティングオフィサー)として、グループ全体のマーケティング・ブランド戦略を統括、楽天ならではのアセットであるポイントやデータ、楽天エコシステムを最大限活用し、顧客の獲得育成を推進している。Campaign Asia-Pacificの「パワーリスト:APACベストマーケター50」に2020、2021年の2年連続で選出される。

「Rakuten Optimism」の開催目的は「楽天グループのエコシステム(経済圏)の概念とサービスへの理解促進を通じて、多くの人々に新たな発見や喜びを共有するきっかけとなる場を提供すること」と語る河野氏。そしてそれはオンライン開催になっても一貫しているという。

「完全オンラインで『Rakuten Optimism』を改めて実現することは、大きな転換点でもあり、インターネットを通じても、楽天グループがお伝えしたいことを高い熱量でそのままお届けできるのか、という大きなチャレンジでもあると考えています」(河野氏)

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Rakuten Optimism 2021のセッションに登壇するスピーカー陣(一部抜粋)。

今回の「Rakuten Optimism 2021」では河野氏の言う「高い熱量のまま届ける」ために、今まで以上にバラエティに富んだセッションが数多く企画されている。例えば、モバイル業界の進化について。5Gはもちろん、衛星通信を活用したスペースモバイルなど、さまざまな技術がもたらす未来が描かれるかもしれない。

また、フィンテックのDXや、コマースの未来像、マーケティングにおけるデジタル革新などの多岐にわたるテーマを、世界トップレベルのCEOなどビジネスパーソンたちが語る予定だ。

今回は全部で25のセッションが用意され、テーマが多様なのも「Rakuten Optimism 2021」の特長。例えば「5Gがエンパワーする未来」ではクアルコムCEOのクリスティアーノ・R・アモン氏と楽天の会長兼社長である三木谷浩史氏が、「職場コミュニケーションの革命」ではZoom CEOのエリック・S・ユアン氏と楽天の副社長である平井康文氏が登場する。そのほか、インテルやアクセンチュアのCEOも登壇予定。すべてのセッションはこちらのプログラム一覧でぜひ確認してみてほしい。

河野氏自身も、10月12日(火)14:00からの「未来を創るデザイン ~リアルとデジタルの融合~」で、クリエイティブディレクター/ SAMURAI代表の佐藤可士和氏、インターフェースデザイナー/tha ltd.代表取締役の中村勇吾氏とともにトークセッションを行う予定だ。

「可士和さんには2019年の『Rakuten Optimism 2019』にもご登壇いただき、その際は、当社の三木谷と小山 薫堂さんの3人で『世界を掴むブランド戦略』をテーマに語っていただきました。

今回は少し視点を変えた『未来を創るデザイン』という切り口ですが、デザインの世界は奥が深いですし、お二方ともその最先端を走られている方々ですので、どのような話やご意見がお聞きできるのか、私も登壇者でもありながら、視聴者のような気持ちもあり、今からワクワクしています」(河野氏)

楽天サービスのクロスユース率は73.9%に

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写真は、2019年開催時のもの。

現在70以上のサービスを展開している楽天グループ。外出自粛による巣ごもり消費も増え、インターネットサービスの需要はさらに拡大し、「楽天市場」や「楽天銀行」をはじめとする楽天サービスは、コロナ以前に比べて、より力強く成長しているという。

「クロスユースの観点では、現在、当社グループサービスを2サービス以上利用するユーザーの割合は73.9%に達し、2年前と比較しても確実に伸長しています(※)」(河野氏)

※過去12カ月における2サービス以上利用者数/過去12カ月間における全サービス利用者数(2021年6月末時点)(楽天ポイントが獲得可能なサービスの利用に限る)

その成長には、70以上のサービスの担当者を総動員して盛り上げてきた「Rakuten Optimism」も一役買っているに違いない。

完全オンライン化することで体験型コンテンツを楽しむことはできなくなったが、その代わりに自宅やオフィスから気軽に参加することが可能になった。しかも参加無料(申し込みは必要)で世界トップレベルのCEOをはじめ多様なリーダーたちのセッションを見ることができる。

河野氏は完全オンライン化する今回の「Rakuten Optimism 2021」を「大きなチャレンジ」だと語った。

未来への見通しが利かないなかで今後を占いたいのならば、楽天の「大きなチャレンジ」を見過ごすわけにはいかなさそうだ。


「Rakuten Optimism 2021」の参加申し込みはこちらから。

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