キーボードでのタイピングは紙とペンで書くよりも早いかもしれませんが、学習の面、そして長期的な記憶力保持の面において、手書きはタイピングに勝ります。
ウォールストリートジャーナルは、ノートを手書きでとった学生とパソコンでタイピングした学生を比べたときに、手書きの学生のほうがタイピングの学生よりも成績が優れていたという研究結果をいくつか発表しました。
ノートのとり方を研究する研究者たちが行った実験によれば、ノートをタイピングでとった学生に比べ、手書きでとった学生のほうが学習能力に長け、情報を長期間記憶し、新しいアイデアを生み出しやすいのだそうです。
ノートパソコンでメモをとるとなると、1語ずつ文字をタイプすることになり、どうしても機械的になりがちです。より多くの情報を素早く入力できますが、手書きのときほどなにも考えなくて良いのは事実です。
タイピングよりも手書きのほうが良い理由、それは脳をもっと刺激して、使えるということ。
というわけで、何か新しいことを学びたいときは、キーボードとはサヨナラをして、ノートに書くか、タブレットを使って手書きでメモをとってみましょう。
Melanie Pinola(原文/訳:wasabi)
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