一般的に「一日に必要な運動時間は30分程度」と言われています。しかし、多忙なビジネスパーソンにとって、毎日30分の運動時間を確保し続けるのは至難の業。そこで、まとめて30分とるのではなく、例えば、朝・昼・晩と1日3回10分間ずつといったように、運動時間を小分けにするのはいかがでしょう。

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 米紙『ニューヨーク・タイムズ』では、アリゾナ州立大学・Glenn Gaesser教授の話として、30分間、運動を継続させる必要はないと報じています。

30分の運動時間を確保するのが難しい人は、一日3回、各10分ずつの運動でも構いません。この「小分け方式」は血圧の低下につながるのが大きなメリット。血圧コントロールの面では、むしろ30分間継続して運動するよりも、小分けにして運動した方が効果的です。

さらにニューヨーク・タイムズの記事では「運動時間を小分けにする場合の運動効果は、まとめて運動する場合と同程度である」という他の研究結果も補足として紹介していました。

ただ、「小分け方式」は健康維持のための運動であって、トレーニングや減量のためのものではないので、目的に応じて使い分けるのがよさそうです。

忙しいときのエクササイズハックとしては、「やる気さえあれば1日30分の運動効果を20分で上げられる」、「座ったままでできる11のエクササイズ」、「10秒間エクササイズ」、「朝晩5分間のニンジャ・エクササイズ」なども、合わせてご参考まで。

The 10-Minute Workout, Times Three | New York Times

Thorin Klosowski(原文/訳: 松岡由希子)