会社員として働くモチベーションの源は、わかりやすく労働の対価となる報酬です。その対価は、給料明細で知ることができ、がんばった先には"出世"があります。

しかし、個人事業主であるフリーランスの場合、そうはいきません。税金の支払いから支出入、そして確定申告までの経理作業はすべて自己管理。さらに、スキルアップや収入アップを目指し、常に自ら環境をよりよく整備していく必要があります。

かく言う筆者もフリーランスとなって3年目。あらためてステップアップをサポートしてくれるツールを探していたところ、出会ったのが、ウェブ上で使える"クラウド会計ソフト"の「MFクラウド確定申告」でした。

クラウド会計ソフト「MFクラウド確定申告」の2大メリット

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MFクラウド確定申告は、ウェブ上で日々の経費捻出、入金状況などのキャッシュフローを管理できるクラウド会計ソフトで、確定申告も簡単にできるツール。フリーランスがこのクラウド会計ソフトを使うメリットは、大きく2つあります。

1.確定申告がラクになる

2.日々の経理状況を数値化することで、仕事のふり返りができる

よくこの時期になると、周囲のフリーランスと「確定申告が近いから気が重い」という話題になります。その原因は、単に日々の記帳や領収書の整理をさぼり、直前にまとめてやっているからに他ならないのですが。以前、筆者は、確定申告直前に1年分の領収書の山をかき分ける作業を泣きながらやりました。

MFクラウド確定申告は、アカウント情報を登録することで、銀行やクレジットカードの入出金履歴、Amazonや楽天の購入履歴など、各種会計データを自動で取り込むことができます。カード払いの経費や電子マネー決済の交通費データを取得できるので、手入力の手間が大幅に省けてとにかくラクのひと言。また、スマホアプリMFクラウド会計・確定申告』でレシートも読み込めます

「クラウド会計ソフトは初めて」という方でも、導入するまでの手順や他の会計ソフトからのデータ移行についてまとめられた使い方ガイドがありますので、これを参照しながらやれば大事ないかと思います。

フリーランスが収入を確実に上げていくための4つの習慣

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クラウド会計ソフト「MFクラウド確定申告」のダッシュボード画面
「未入金アラート」や「キャッシュフロー」などがひと目でわかる

さて、クラウド会計ソフトで月々のお金の流れを管理し、数値化すれば、仕事のふり返りが容易になります。これは、"出世"というわかりやすいポストのないフリーランスが、さらに上のステップに進むためにとくに重要視すべきところです。それでは、MFクラウド確定申告を活用して、ステップアップしながら収入アップを計るための習慣について紹介します。

1.領収書は科目別にまとめる箱をつくり、毎日仕分けるのを「儀式」にする

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帰宅したらすぐに、玄関などにファイルや箱を設置して領収書を項目別に仕分けましょう。「靴を脱ぐ」→「上着をハンガーにかける」→「領収書を仕分けする」のように、帰宅後の動線に組み込んで儀式化するのがおすすめです。

また、前述のスマホアプリ『MFクラウド会計・確定申告』でレシートを撮影してデータ化しておくと便利。たとえば、打ち合わせで利用するカフェのレシートなどは、もらったらその場で取り込めば自動的にデータがアップロードされます。あとは帰宅後、原本のレシートを箱に入れれば完了です。

2.仕事とプライベートの口座とカードを分けて、クラウド会計ソフトに取り込もう

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仕事とプライベートのお金が混在しがちなのが、フリーランス稼業。なので、まずは私用とは別に仕事用の口座とカードを作り分けましょう。そのうえで、仕事用の取引先銀行口座やカードといったデータをMFクラウド確定申告に取り込みます。すると、ウェブ上で、カードの使用状況やギャランティの入金といった日々のお金の流れがまとめて把握できてしまいます。こうして仕事用のお金の支出入を一元化しておけば、仕訳が格段にラクになることは言うまでもありません。

また、MFクラウド確定申告とセットで使うべきは、「MFクラウド請求書」。こちらも登録無料で使えるクラウド会計ソフトのひとつです。これで請求書を発行すると、自動的に売掛金の仕訳をしてくれます。さらにフリーランスにありがちなのが、請求しっぱなしで入金確認を失念しているケース。未入金の取引先をアラートで知らせてくれる機能もあって頼もしいかぎりです。

3.クラウド会計ソフトの自動帳簿で収支を把握して、お金の動きに敏感になろう

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クラウド会計ソフト「MFクラウド確定申告」なら、連携した口座情報を自動で帳簿に起こしてくれる
口座だけでなくAmazonや楽天の購入履歴も、商品名と一緒に取り込みできる

フリーランスが簿記を一から勉強し、完璧な帳簿をつけるのはあまり現実的ではありません。だからこそ、自動帳簿が特長のクラウド会計ソフトが役に立ちます。MFクラウド確定申告を使えば、取り込んだ銀行やカードのデータが自動的に仕訳され、現金の入出金だけでなく、科目ごとにまとめられたお金のデータもチェックできます。

そんなことをこれまでほとんどしたことがなかった筆者ですが、考えてみたら、まともな経営者ならば、日々の売上げやお金の動きをチェックしている人がほとんどです。個人事業主であるフリーランスもまた、クラウド会計ソフトで自身のお金の動きに敏感になり、チェックすることは長期的に活躍し、飛躍するうえで重要だと思います。

4.レポート機能を使いこなして、自分の「出世度合い」を測って見直そう

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日々の入出金履歴をもとに「キャッシュフロー」がつくられる

MFクラウド確定申告がすごいのは、レポートの自動作成機能があること。わざわざ自分で集計しなくても、取引先の内訳や月次推移などがグラフ化され、収益がどれぐらいあるかということを教えてくれます。

すなわち、このレポートは、フリーランスにとっては全取引先からの仕事の総合評価。たとえば、ある取引先からの収益が右肩上がりに推移していれば、評価され、期待されているということがわかります。

また、たとえば前年から今年にかけて、収益が右肩上がりの取引先が複数あったとしましょう。昨年とデータを比べたときにその傾向がなければ、がんばりが認められて、評価された結果、いただく仕事の量も取引先もギャランティも増えていったという見方ができます。

目に見えて取引先のベスト5が明確になれば、その担当者とのつきあい方も変わってきます。今後末永く仕事を受注していくために、個々の取引先から何を求められているかをしっかり考えて、期待に応える努力をすることもできます。

フリーランスも「社員一人の経営者」であることを忘れない

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自分が何にお金を使っているのかの「全体像」も把握しやすい

不思議なもので、クラウド会計ソフトで収益が数値化されて"見える化"すると、次の目標を立てたくなったり、目標を達成できるようにがんばりたくなるものです。ふと気づくと、これって実は、会社の運営においてはごくあたり前のことなんですよね。指標が見えにくいフリーランスだからこそ、クラウド会計ソフトのサポート機能を賢く利用して、ステップアップにつなげる努力をすべきだと気づかされました。

さらに、クラウド会計ソフトならではの使いやすさについても付記します。打ち合わせ先など、日々あらゆる場所に出向くフリーランスにとっては、場所を選ばず使えるのが助かります。「あ、そういえばあのときのギャランティはいつ入金だったっけ?」と思ったら、出先でもノートPC(WindowsもMacも両方対応)やiPadで入金状況などをチェックできます。

取引先が15社まではフリーで、上述したもりだくさんの機能が使えるMFクラウド確定申告。該当するフリーランスは、アカウントをとらない方が損だと思います。

全機能をタダで試したい読者諸兄のためのプレミアムコード

MFクラウド確定申告について紹介してきましたが、とはいえ、取引先がすでに15件以上のフリーランスの場合、月額800円の利用料がかかります。当然、実際に使ってみないと納得できない!という方も多いと思います。

そんなライフハッカー読者のために、体験版のプレミアムコードをご用意しました。レシートをはじめ、銀行やクレジットカードのデータをアップデートできることで、驚くほど手間いらずな感触を味わっていただければと思います。

個人事業主用 PG5KLH47MFTJ38E9

※クーポンコード有効期限:2015年3月31日

※すでにアカウントがある方はこちらから

※初めての方は、以下の手順で登録してください

1.まずはMFクラウド確定申告へアクセスし、右上の「アカウント登録」をクリック。メールアドレス、パスワードを設定し、次へボタンを押します。

2.プロダクトキーの欄に上記クーポンコードを入力し、規約同意の上、「利用を開始する」ボタンを押します。

3.無事登録できたら完了です。

こちらでクラウド会計ソフト「MFクラウド確定申告」の全機能を30日間利用できます。すでに確定申告が終わった人もそうでない人も、来年の参考になるはずなので、ぜひお試しを。

クラウド会計ソフト「MFクラウド確定申告」

(庄司真美)

Photo by Shutterstock,Thinkstock/Getty Images