海外旅行に行く時は、飛行機の中でどれだけ寝られるかによって、疲れや時差ボケの具合も変わると言います。機内での睡眠時間や休息が、その後の旅にもずいぶん影響するということです。旅行を楽しく充実したものにするためにも、機内での安眠を確保するために大切なポイントを、おすすめグッズなどと共にご紹介していきましょう。

1. 衣服の選び方

オススメ:ゆったりした服、脱ぎ履きしやすい靴、厚手の靴下、防寒用の上着

体を締め付けないデザインのゆったりした服を着て、脱ぎ履きがしやすいスリッポンのような靴を履きましょう。できれば綿などの自然な素材がいいです。靴を脱いだ後も、防寒とリラックスのために厚手の靴下を履いておくと楽です。機内が寒くなった時や寝る時には、サッと羽織れる上着やセーターなどがあると重宝します。

 

2. 安眠グッズ

オススメ : キャリーバッグ、ブランケット、ボディピロー×2、ネックピロー

キャリーバッグの中に、ブランケットとボディピローとネックピローを入れて、機内持ち込みします。キャリーバッグはフットレスト代わりに足元に。ボディピローは、1つは腰の後ろに置いてサポートします。もう1つのボディピローは寝る時の枕として、テーブルの上に載せてうつ伏せで寝たり、窓側なら窓に寄り掛かる時に使うといいですよ。

3. 座席の選び方

後ろが壁になっている座席は、リクライニングがほとんどできないので、できれば避けた方がいいと思います。窓側なら窓に寄り掛かることができるので、なかなか眠りやすいです。

4. 眠りやすい食べ物

オススメ :牛乳、カモミールティー、バナナ、全粒粉パンのターキーサンドウィッチ、アーモンド

コーヒー、紅茶、コーラ、カクテルは利尿作用があり乾燥するので、代わりに牛乳を飲みましょう。また、カモミールティー、バナナ、全粒粉パンのターキーサンドウィッチ、アーモンドなどの食べ物は、睡眠へといざなってくれる成分が入っているので、オススメです。お腹いっぱい食べると眠くなりそうですが、食べ過ぎると体が食べ物を消化するために活動するので、リラックスしにくいそうです。腹八分目でほどほどにしておきましょう。

5. 環境を整える

オススメ:ノイズキャンセリングヘッドホン、アイマスク

窓側の座席であればシャッターを閉めて、ノイズキャンセリングヘッドホンを装着し、アイマスクをして、眠るための環境を整えましょう。映画なんて見ずに、リラックス系の音楽でも聴いてください。また、座席のテーブルを元の位置に戻して、シートベルトをした状態にしておけば、途中でCAさんに起こされることもありません。ブランケットを使う時は、シートベルトをしていることが分かるように、ブランケットの上からシートベルトをはめるのもポイントです。

航空会社のアンケートによると、3分の2の人々は無料だったら、フライトの間中立っていてもいいと答えたそうです。その結果を反映してか、中国の格安航空会社では立ち席の導入も予定されているとか、いないとか。飛行機できちんと座って移動できる時代も、いつまで続くか分かりませんから、せめて座席のある間はゆっくり休みながら移動したいものです。

How To Actually Get Some Sleep on a Plane [YouTube via Digital Inspiration]

Jason Fitzpatrick(原文/訳:的野裕子)