こんにちは、美容研究家の境貴子です。4月から新生活がスタートし、心も体も心機一転させてお仕事や勉強に励んでいますでしょうか?

日々忙しくしている方にはどうしても生活習慣をガラッと改善させるには、かなり頑張って努力しないとなかなか悪い習慣からはサヨナラできませんよね。そこで今回は5分早起きするだけで出来る、「体の中から健康&アンチエイジングする方法」を紹介します。

グリーンスムージーでアンチエイジング

女性は既に生活にとり入れている方も多いと思いますが、グリーンスムージーは美味しいだけではなく、健康と美容にとっても効果的な飲み物として世界中でファンが増え続けています。

・関連記事:ソムリエ直伝"ちゃんと美味しい"青汁レシピとバナナスムージー

皆様もご存知の通り、グリーンとフルーツには抗酸化物質(代表的なものがβカロテン、ビタミンC、ビタミンE)が豊富に含まれていています。ただ、必ずしもそうした抗酸化物質を単体で多く摂れば良いという訳ではない事は、あまり知られていません。実は、たくさんの異なる抗酸化物質を同時に摂取することで、はじめてアンチエイジング効果が発揮されるといわれています。

その点、グリーンスムージーは1度で手軽に抗酸化物質を多く摂取できるという、嬉しい飲み物です。

グリーンとフルーツを同時に摂取する事が大切

野菜の1日の摂取目標量は350~450gとも言われていますが、この量はかなり努力をしなければなかなか達成できませんよね。野菜を多く摂ろうとするとフルーツが少なくなってしまいますし、その逆もしかり...。

野菜だけ、フルーツだけでなく、その両方を摂る事が病気を予防するのに貢献するという研究結果が近年多く見られるようになったようです。

心血管障害予防のために積極的に摂るべき食品として「野菜とフルーツ」を挙げていますし、12万人を対象に4年毎の体重増減を観察し、体重の減少に影響を与えた食生活や生活習慣を考察した研究結果でも、「野菜とフルーツ」を多く摂った人に体重の減少が見られると発表されています。その他、緑の葉を多く摂ると糖尿病の発症が減少するすることを明らかにした研究結果もあるようです。

それでは早速、美味しいグリーンスムージーを作ってみましょう。

130422green-smoothie02.jpg

・材料

出来上がりが甘くなるフルーツ(甘味系フルーツ)

バナナ、りんご、梨、柿、マンゴー、メロン、すいか

酸味の効いた出来上がりになるフルーツ(柑橘系フルーツ)

レモン、ライム、グレープフルーツ、キウイ、パイナップル、ラズベリー、夏みかん

おすすめのグリーン

ほうれん草、小松菜、セロリ、グリーンレタス(サニーレタス)、モロヘイヤ、菜の花、バジル

・基本レシピ

グリーン(葉野菜)+酸味(柑橘系フルーツ)+甘味(甘味系フルーツ)+季節のフルーツ

  • お好みのフルーツとグリーンを一口大の大きさに切る
  • ミキサーにやわらかいフルーツから順番に刃の近くの一番下へ入れ、水分の少ないものや硬いもの(バナナやりんごなど)は最後に入れる
  • フルーツの上にグリーンを入れ、水1カップを加えてツブツブがなくなるまでミキサーを回転させる
  • 出来上がり

・ポイント

グラスに注ぐ前に、スプーンですくって一口味をチェック。口当たりがもっとサラッとさせたければ水を加え、再度ミキサーを回転させましょう。

もっと甘さが欲しい場合、はちみつを少量加えてみてください。また、緑色でも葉野菜と呼べないもの(白菜、キャベツ、貝割れ、アルファルファ、根菜類)を使うと美味しく出来上がらないので避けたほうが良いです。さらに、冷え性の方はしょうが汁を少量加えてみてください。冷えを防げます。

また幅広い栄養素を豊富に摂り入れるために、できるだけ多くの種類のグリーンを使うと良いようです。目安として、年間7種類以上はローテーションさせてみましょう。

グリーンとフルーツには食物繊維が豊富に含まれていますので、日々摂取することで大腸がんの予防やコレステロールの低下にもなりますので、毎日続ければ便秘解消やダイエット効果も期待できますね。

また、飲む時間帯は、前回のコラム(乾燥は万病のもと!? 1年通して潤うカラダをつくる方法)で紹介したように、朝がオススメです。朝に飲むことで脳を活動させるために必要なフルーツの糖分を補ってあげると良いです。ただ、日々続けることのほうが大切ですので昼夜問わず飲むと良いですね。

グリーンスムージーを飲むと体が冷えるなぁと感じる方は、運動不足による筋肉からの発熱が低い可能性があります。筋力を上げるためにエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うようにするなど、ちょっとした事から体を動かすことを始めてみると良いかもしれませんね。

5分早起きして健康で若々しい体を作りましょう!

(境貴子)

Photo by Thinkstock/Getty Images.